感情の波に飲まれないタスク管理 — 実行を安定させる「状態別フロー設計」

はじめに:感情に左右される自己管理のむずかしさ

「今日は調子がいいから仕事が進む」
「なんか気分が乗らないから後回し…」

誰しもこんなふうに、日々の“状態”に行動が大きく左右されます。
しかし、感情やコンディションが整った日しか行動できないなら、安定した成果は望めません。

本記事では、感情の波に巻き込まれずに「一定以上の実行を維持する」ための方法として、
Mebukiが実践している「状態別フロー設計」をご紹介します。

なぜ「やる気がある日」しか動けないのか

「やる気が出たらやろうと思ってたけど、今日は無理だった」

ここには1つの誤解があります。それは「感情が整ってから行動する」という順序。

実際は逆で、行動できる構造が先にあるから、感情がついてくることの方が多いのです。

状態別フロー設計とは何か?

「状態別フロー設計」とは、自分の状態(心・身体・集中力)に応じて、
タスクの種類や粒度・難易度・所要時間をあらかじめ分けておくマネジメント手法です。

モチベーションや気分ではなく、“今の自分の状態”をトリガーに実行するため、
感情に引きずられず、淡々と「実行が続く」ようになります。

状態を3つに分類する

1. 高調モード(集中力・気力ともに高い)

  • 長時間の深い集中作業
  • 難易度が高いクリエイティブワーク
  • 決断を伴う意思決定
  • 複雑なリサーチやライティング

⇒ この状態では「優先順位が高く重たいこと」から実行。

2. 通常モード(平均的な状態)

  • 1時間以内の単一タスク
  • 打ち合わせやルーチン業務
  • メール・チャット対応
  • 読書・情報整理

⇒ 多くの仕事を「通常時」に処理する設計で安定性を担保。

3. 低調モード(疲労感・集中力低下・思考鈍化)

  • タグ付け、分類など機械的な作業
  • タスクチェックや完了報告
  • 思考のいらない“手を動かす系”
  • 物理的な整理整頓や移動など

⇒ 「何もできない日でも進める作業」があることが最大の強み。

タスクの粒度と優先判断を切り離す

状態別に実行を設計する際は、“やるかどうか”ではなく“どれをやるか”の選択肢を準備しておくことが重要です。

  • 各プロジェクトごとに「高調」「通常」「低調」ラベルをつけておく
  • 所要時間/開始条件/依存タスクが明記されている
  • 「今日の状態」でフィルタすればすぐに取りかかれる

状態ログ×タスクフローの掛け合わせ

タスクを状態別に分けるだけでなく、「自分の状態」を日々記録することで、
実行と感情の相関を見える化し、再現性を高めていくことができます。

  • 睡眠時間(h)
  • 朝のコンディション(◎○△×)
  • SNS/通知への接触時間
  • 集中度(主観値0〜5)
  • 作業ごとの満足感や消耗感

感情に抗わず、構造で整える

大切なのは、「感情に打ち勝つこと」ではなく、
感情に左右される前提で、“動ける構造”を設計しておくことです。

波が来ても慌てず、そのとき動かせるタスクを静かに拾う。
それが「実行が続く人」の裏側にある思考設計です。

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